まんまるボス外伝

一致

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8月の終わり頃にDNA鑑定の結果
先に火葬した父も弟と親子関係に矛盾が無い旨の連絡が県警からあった
これでおふくろと弟、親父と弟、それぞれ親子関係に矛盾がなく
つまり、オレの弟の体はおやじとおふくろから出来ていると
トライアングルで確認出来たかたちとなった

そのほかの特徴も一致することから
ウチの母の可能性がある遺骨は
ウチの母の遺骨であると確定した

「かならず見つけ出してやる!」
そう思って突っ走って来たので
なんかほっとしたような、一方あらためてこみ上げる別な感情もあったりして
なんだかどっと疲れたような気がした

葬儀を前に色々やることがあったが
半年以上待った分、いや待たせた分
『いよいよ、お別れだなぁ』
という思いが強く湧き出てきたのを覚えている

あまり帰省もせず
たまに会えば口論などの親子喧嘩ばかりだったが
子供の頃から大人になってまでの両親に対するイヤな思い出は
不思議とクリアされるものだ

「ガレキが無くなってきれいになった」とはよく聞く話だが
そうだろうか・・・オレはそんな気にはなれない部分がある
片付けて頂いたことは本当にありがたく感謝している
当然、正直にそう思っている
言いたいのは、片付いたことで何もないことが強調されたということ
あらためて、これが現実なのだと
実家跡地を見ると大きな喪失感でいっぱいになる

9月の終わり
葬式の喪主はオレがつとめた
喪主の挨拶は緊張するが
思いを気持ちを出来るだけ伝えたいためペーパーを見ながらの
読み上げはしなかった
そんな挨拶の中でも話したことだが

大槌町内では正午の時報に「ひょっこりひょうたん島」の主題歌が流れる
町内にある「蓬莱島」がひょっこりひょうたん島のモデルになったといわれているからなのだろうか
それにはこんな歌詞がある

♪苦しいこともあるだろさ
悲しいこともあるだろさ
だけどぼくらはくじけない
泣くのはいやだ笑っちゃおう
すすめー♪

これを聞くたびに
これが両親からメッセージにも聞こえ
がんばって前に進まなきゃなぁと思うのだった


葬式は終わったけど
オレたちの3.11は終わっちゃいない
まだまだやることはたくさんある

また、被災地に残っている叔父、叔母、従妹、子供たちへの
支援はまだまだ必要だと思っている
そして、同じく被災地でがんばっているMをはじめ
かあちゃんやとうちゃんが見つかっていない仲間がまだまだいる
あきらめずに必ず見つかることを一緒に祈ってる

津波で多くのことを失ってしまった
でも、そのかわり大切なひとたちとの
「つながり」の深さ大きさが強まったような気がする
たくさん支えられたし
オレもいっぱい支えていかなきゃ

みんな、ありがとう

そして、これからも一緒に乗り越えていこう
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by bulltats | 2011-10-23 22:15 | 東北地方太平洋沖地震及び津波